「ルイ・ヴィトン」や「オフ-ホワイト」がリセールサイトで高騰 ヴァージル死去の影響で
ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が11月28日に死去したことを受け、AAAKOPI同氏が創業した「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」や、メンズ・アーティスティック・ディレクターを務めた「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などのアイテムがリセールサイトで高騰している。
スニーカーのオンライン取引所「ストックX(STOCK X)」や「ゴート(GOAT)」、off white コピーグローバルECモール「イーベイ(eBay)」などでは、2017年に「ナイキ(NIKE)」と「オフ-ホワイト」が発売したコラボスニーカーの“The Ten(ザ・テン)”シリーズの価格が急騰。その中の一足で、“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”を大胆にアレンジしたシカゴカラーのものは、「ストックX」で11月28日には6126ドル(約60万円)だったが、同月30日には8861ドル(約100万円)に達した。これは190ドル(約1万3000円)の小売価格と比べると4460%高となる。同モデルは、「ゴート」でも7150〜1万ドル(約80万〜110万円)で推移している。
ラグジュアリーブランドの古着やグッズを専門に扱うパリ発のリセールサイト「ヴェスティエール・コレクティブ(Vestiaire Collective)」には、ヴァージルが「ルイ・ヴィトン」2019-20年秋冬コレクションのショーへの招待状としてデザインした手袋が出品された。故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)氏にオマージュを捧げた同アイテムは12月1日、1127ドル(約12万7000円)で販売された。
同コレクションで発表したルックの多くは、ジャクソン氏のドキュメンタリー「リービング・ネバーランド(Leaving Neverland)」を巡る世の情勢を受けて販売に至らなかったこともあり、今回高値での取引につながったと見られている。
リセールサイトの「グレイルド(GRAILED)」には、ヴァージルが初めて「ルイ・ヴィトン」のデザインを手掛けた2019年春夏コレクションで発表した宇宙飛行士のセーターが1618ドル(約18万2000円)で出品された。商品の概要欄にヴァージル追悼のメッセージを記載する出品者もおり、ファン同士が悲しみを分かち合う場となっていることもあるという。
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